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リンパマッサージサロンが伝えたい、意外と知られていない化粧品の全成分表記のルール!

シャンプーをはじめ化粧品の裏には全成分表示といって、その化粧品に配合されている成分が全て記載されています。しかし、関心をもってそれらの成分を確認しても、たくさんの成分が書かれていてどれが何で、何の目的で配合されているかはわからないものです。

今回はシャンプー・化粧品の全成分表示の表示法やシャンプー選びで重要となる洗浄剤の違いを紹介します。

洗浄剤の特徴を読み取りシャンプー選びを

 化粧品の全成分表示は、平成12年の厚生労働省告示によって義務化がスタートしました。
全成分表示のルールとしては、
①原則として配合している成分すべてを表記する(原料に含まれる微量の防腐剤などは表示する義務はない)。
②記載する成分名の順番は、製品中で配合量の多い順に記載する。ただし、1%以下の成分及び着色剤については互いに順不同でよい。
の2点です。
全成分をしっかりと確認される方でも、ルール②の1%以下の特例が抜けて、化粧品の全成分はすべて多い順に表記されていると勘違いされている方が多いようです。
シャンプーの成分で最も重要な成分は洗浄剤です。
シャンプーの場合、大抵は水の次に表示されている成分が洗浄剤ですが、最近発売されているシャンプーの多くは3~4種類の洗浄剤がブレンドされているため、全成分の上位7成分程度を注意深くチェックする必要があります。
 試しにドラッグストアなどで販売されているシャンプーの全成分を見てください。
市販されている大半のシャンプーで『ラウレス硫酸Na』という成分が含まれていることが確認できます。
これは硫酸系洗浄剤の代表的な成分で、洗浄力は高いものの、髪・頭皮への刺激が強くタンパク変性を起こすため、毎日の使用には適しません。
『スルホン酸』と表記されている洗浄剤も構造的には硫酸系洗浄剤の部類に入り、特徴も同じです。
 よく、パーマやカラーリングが髪を傷めるといわれますが、実はそれは大きな誤解です。
硫酸やスルホン酸で傷んだ髪にパーマ液やカラーリング剤を重ねることが問題なのです。

シリコンが配合されているシャンプーは問題!?

シャンプーに配合される成分で、よく聞くのがシリコンです。
 シリコン類は、1980年代からヘアケア商品に配合されるようになりました。
高いコーティング機能をもつ成分なので、毛髪どうしの摩擦を軽減して指通りを良くし、髪のツヤが出て、しっとりとした仕上がりにする役割を担っています。
しかし、そのコーティング機能のために、シャンプーに配合すると、本来は洗い流すはずの洗浄剤を髪にとどめてしまう原因になります。
これではシャンプーの安全面・機能面のどちらにも矛盾をはらんでいます。
 シリコンは、手軽にシャンプーの感触を向上させるというメリットから、市販されているシャンプーの多くに配合される傾向となっています。
一方で最近は、そのシャンプーとしての矛盾を解消したものとして「ノンシリコン」「シリコンフリー」といった言葉をシャンプーの広告でよく耳にするようになっています。
シリコンは髪に悪影響を及ぼすものなのでしょうか?
「シリコンが直接的に肌や髪の刺激になることはありません」
シリコン類は高いコーティング機能をもち、物理的にも安定性が高く、肌への刺激の少ないとても優れた成分です。
そのため、トリートメントやセット剤などの髪に使用する製品、クリームやUVケア製品など肌に使用する化粧品で使用することは全く問題ありません。

しかし、シャンプーに配合すると、その高いコーティング力から洗浄剤を髪にとどめてしまうためシャンプーに入れてはいけないのです。

肌へのやさしさ&安全性第一はお酢系シャンプー

 低刺激シャンプーとして販売されている洗浄剤としては、『石けん系』や『アミノ酸系』などが主流ですが、どちらも大きな問題を抱えています。
 石けん系は頭皮への刺激はありませんが、シャンプーとして使用すると、すすぎ時に石けんカスが発生し、髪の指通りを妨げ、摩擦によって髪の毛を傷めてしまうという危険性があります。また、石けんシャンプーは製品自体もアルカリ性のため、カラーの色もちもよくありません。
 アミノ酸系は、単体では泡立ち、洗浄力の弱さが最もネックになります。さらにはアミノ酸の種類によって、髪や肌にも刺激があることが試験でも確認されています。
アミノ酸は人体の構成成分なので肌に残留しやすく、痒みを引き起こしたり、アレルゲンになることもあるのです。
 一方、特許取得のバーデンスシャンプーの『酢酸系』洗浄剤は、豊かな泡立ち・高い洗浄力・皮膚にも髪にも低刺激、カラーリングの色もちもよいとすべての項目で唯一の◎評価。
洗浄力と刺激のバランスが難しいシャンプーでも、お酢系洗浄剤なら、髪の毛、頭皮を傷めずにしっかりと汚れを落とせることは一目瞭然です。
 しかも分解性が高くCO₂を23%も削減することが認められている、環境にやさしいシャンプーでもあります。

最後に

シャンプー選びに必要な機能は
①洗浄力・・・キメの細かい豊かな泡立ち。不必要な皮脂類を洗い流す
②感触面・・・すすぎやすくギシギシしない。自然なツヤと柔軟性を与える。良い香りがする。
③安全性・・・頭や頭皮に刺激がない。毛髪損傷防止効果が高い。
④環境性・・・生分解性に優れている。クリーンな原料・容器を使用。

ぜひ、表示成分を読み取り、肌に髪にやさしいシャンプー選びをしてください。
安心・安全なシャンプー・化粧品を使用することでお肌のバリア機能を高め健康を守りましょう! 

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